本日、映画【江南ブルース】公開されました~♪パチパチパチ👏👏👏
おめでとうございます~♡

この先、ちょっと内容に触れる記述が出ますので、まだ映画をご覧になっていない方で、
劇場で見るまで知りたくない方はご注意ください。
細かな内容は記述しませんが、個人的感想を書くと内容がわかってしまう部分もあると思われます。

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初日、あちこちのシネマで見られた方も多いはず。
この先も、ミノペン、韓流好き、だけでなく映画好きな方や、そうでない方
たくさんの方々に見ていただきたいですね~♪

大ヒット祈願です♪

さて・・・。
私は現在のところ、上映の始まったこの映画を見に行ける予定がないのですが・・・。
上映、近くでないんですよ。

一番近くて兵庫県。
ミノSUN好きなら、たとえ火の中、水の中~で見に行きたいところなんですが(笑)
家庭の事情で、ちょっと行けそうにない状況なんですよ。
なんとか、考えてみたいと思ってはいますが・・・。

そんな私ですが、この映画については、韓国版のノーカット版を2度。
そして、7月に日本であったプレミアム試写会で1度、鑑賞しました。

ミノさんは大好きなので、当然・・・なんですが、映画も好きなので♪

アクションノワール・・・というジャンル。
ノワール=フランス語で黒の意味。暗黒とか、不正、悪の、などなど。
犯罪の暗部を描くとか、そんな意味かと・・・。

要するに、日の当たらない部分のお話って解釈をしました。

イ・ミンホ演じる、キム・ジョンデは戸籍もないような青年で、孤児院育ち。
貧しくて、親兄弟もなくて、ないない尽くしの生い立ち。
屑拾いをし、その日暮らしで食べる物もなく、家もなく。

それでも、わずかな希望はいつか、金持ちになろうとか、
この生活から抜け出そうとか若者として当然の気持ちを抱いている。

ユ・ハ監督が描きたかったのは、きっと、今の江南ができる前の事、
今のように華やかな街になる過程を描き、そこで、もがいて土台になった人々。
そんな事も描きたかったんだろうなあ。

ただの暴力的な争いだけの映画ではなく、感情的な部分もしっかりと込められているんだけど
お涙ちょうだいのストーリーではなく、また、アクションも真剣だから、見る人それぞれで感じ方も
違ってくるんだと思いました。

なので、この感想は私個人の感想です。

基本的に、ミノさんには人々に光や希望を与える役を演じてほしいな~と言うのが私の持論。
今回のジョンデは、あまりにも悲しく、あまりにも切ない。
そうかといって、泣いてしまう訳でもなかったけど。泣いた方もいらっしゃいます。
単に、私が泣かなかったということです。割と、すぐ泣いちゃう人なんですけどね(笑)

それだけ、真剣にミノさんの演技を見たんです♪

まず、最初に感じたのは、目でした。
今までも、ミノさんの演技で目は、かなり大きな役割を担っていました。
目の演技ができる素晴らしい役者であったことが、私が嵌ってしまう要因だったんですもの。

ボロをまとっても、あの目力は消えていませんでした。
逆に、目力を消してしまったらいけない役どころだったのでしょうね。
苦境から、抜け出してやると言う、思いがあるから目に力がある。
現状の生活に、甘んじることなく、這い上がることを目標にしているから。
若いが故の野望を胸に秘めているんですものね。
また、中盤付近?
「家族」と呼べる守るべきものを得た時、優しいまなざしに変化する。
でも、また、そのために身を落とすんですけどね。
妹として、見守っていたけど、実はほのかな恋心があって、それでもその想いは隠し通し
幸せだけを願う兄として振る舞う。その切ないまなざしも印象的でした。

そして、平穏な幸せを得るチャンスがあったのに、そこで平穏な暮らしにとどまらず
更に上を目指してしまい、逆に危うい世界に落ち込んでしまう。

必死に生きて、よりよい生活を求めていたのに、結局は、一部の腹黒い人間の思う壺で
うまく利用され、使い捨てられて、邪魔になると命を狙われる。

江南は、数多くの若者や色々な人々の欲望や、夢、汗、そして血が、命が土台となって成り立っている。

韓国だけでなく、どこにも古い歴史があり、理由があり、その地が今日、成り立っているんだけど。
何千年もの長きにわたり、中華圏の支配を受け続けた朝鮮半島。
そして、独立のために、幾千の血が流れ、命が捧げられてきた。
やっと一つの国として成立していたが、近代史でまた分断の道をたどってしまう。

北と南に分断され、現在もその状況が続く。
分断前の朝鮮半島は、主に北部が工場などのある地域で南部は、気候などもあって
田畑の多い農村地帯だった。

そして、分断。
その時から、南部地域の開発、発展が一気に行われた。
ひとつの国として成り立つためには致し方ないこと。
そして、江南は開発され、大きく発展して行った。

そういう歴史的背景もあっての今のソウル・江南。
そこが舞台となった今回の映画。

真面目に暮らしても生活は改善せず、いつしか裏稼業に身を落とし暗躍する世界で生きるしかなかった若者。
その若者のささやかな願いも、夢も、希望も踏みにじられ、そして最後は命まで奪われた。

最後の最後に、あの冷たい線路の上で、いったい何を思っていたのだろうか。
信じられるのは誰?
兄と慕い、信じた人間に、大切な人の命を奪われた事実。
その時、何を思ったのだろう。

きっと泣くだろうなと思っていたけれど、3度見ても泣かなかった。
泣く暇がなかったと言う方が正解かもしれない。

フル回転で考えながら、そして、イ・ミンホ氏の演技を隅々まで見落とすまいとして観ると泣く暇がなかった。

深く、意義ある作品だと思う。

そして俳優イ・ミンホの、演技力の高さを示した映画でもあった。
これまでの作品では、自由奔放な御曹司や、財閥二世の高校生などキラキラしたイメージの役が多かった。
そのイメージが強く残っていたと思う。

ドラマという世界で、夢を見せていた。
しかし・・・だ。今回はそんなイメージをすべて払拭し、男の中の男を演じた。
過去の役も、現在の役もすべて彼の演技だったわけで、そのふり幅の大きさ!
どれだけ、底が深いのか。これから、どんな姿を見せてくれるのか、
好きだからと言う理由だけではなく、ますます期待してしまうね♪

そこが、【俳優は天職】だと思わせるところでもあるのだけど。
演じると言うことを、常に真剣に考え、役に向き合い、そして、役になりきり演じる。
きっと、演じているのではなく、役柄そのものになってしまうのだろうと推測する。

今頃は、きっと【キム・ジョンデ】ではなく、【イ・サン】になりきっているのだろうな。
この先の作品がますます、楽しみになる。

早く次の姿を見たいものですね。
今日は、江南ブルースについて、自分の思ったことを書いてみました。

日本全国で【江南ブルース】は見る価値あり・・・と評判になりますように♪

ミノSUN、撮影頑張ってね~♡


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